ニュージーランド出身のブレンダン・キースは、南オーストラリアのバスケットレンジでアルティザンなクラフトワインを生産し、世界的に注目を浴びている。彼はギズボーンでキャリアをスタートし、カリフォルニアでオーパス・ワンの醸造ヘッドを経験。その後、アルゼンチンのヴィーニャ　コボスの設立にも参加し、JuraやAlsace、Burgundyの影響を受けながらも独自のモダンなナチュラルワインを作り出す。彼のワイナリーはアデレードヒルズに位置し、ナチュラルスタイルにアヴァンギャルドなアプローチを取っている。野生酵母と最小限の亜硫酸を用い、オフフレーバーを排除し美しいワインを生み出すことに情熱を注いでいる。その才能はLe Grappinとのコラボでも証明され、彼のスキルが高く評価されている。

「ラ・プティ・モール」は、2010年にグレンとロバートが始めたワインプロジェクト。元生化学者のグレンは、フランスワイン愛者として、ロバートとのワイン製造の夢を叶えるためにオーストラリア、グラニットベルトで理想の土地を見つけ、2000年に「ベントロード」ワイナリーを立ち上げました。彼は多くのワイナリーでの経験を通じてスキルを磨き、2010年に挑戦的な「ラ・プティ・モール」をスタート。3haの畑でサステーナブル農法を採用し、病害管理を最優先としながら自然環境への配慮を欠かさない栽培を実施。ワイン醗酵には主に野生酵母を使用し、添加物は最小限に保っています。

オーナーワインメーカーのグレッグ・グリゴリオが友人のフレデリック・スティーヴンソンと共に2013年に設立したリヴァーランドの新興ワイナリー。オーストラリアでテーブルワインの地として知られてきたリヴァーランドで、グレッグのクリーンで洗練されたナチュラルワインが新たな可能性を切り開いている。彼はリヴァーランド出身で、家族のワイナリーで育ち、海外留学後独自のブランドを立ち上げた。彼のコンセプトは「リヴァーランドの気候に適応する南イタリアの地ブドウ」を使用し、自然な手法で「Modern & Easy Drinking」かつコストパフォーマンスの高いワインを造ること。斬新なラベルデザインも特徴で、オーストラリア次世代の可能性を象徴している。

2013年、オーストラリアのBen Caldwell（化学者志望のNSW州出身）とメキシコのMauricio Ruiz Cantu（オーストラリア留学中）がSOMOSを設立。大学での出会いから、「Juguette Wines」を設立し伝統的スタイルのワイン生産をスタート。しかし、二人の探求心はそこで止まらず、2014年には「SOMOS」（スペイン語で"私たち"）というMinimal Interventionスタイルのプロジェクトを始める。彼らはマクラーレン・ヴェイルやアデレード・ヒルズの信頼ある農家からバイオダイナミックやオーガニックで栽培されたブドウを購入し、野生酵母と最小限の添加物を使ったワイン造りを続けている。

オーストラリアの注目ワイナリー“Ricca Terra”はAshley Ratcliffにより2003年に設立された。アシュリーは南オーストラリア州リヴァーランドに70haの畑を所有し、45種類のオルタナティブ品種のブドウを栽培。2004年の南イタリア旅行が転機となり、ネロ・ダーヴォラやヴェルメンティーノなど、オーストラリアではあまり知られていない品種を導入。彼のサステーナブル農法は賞賛を受け、2015年には「歴史に名を遺す栽培家」として評価。彼のワインは信頼する醸造家たちとのコラボレーションにより、クリーンでフレッシュ、個性的な味わいを持つものとして市場に登場。リッカ・テッラのワインは品質と個性を追求しており、多くの愛好者に支持されている。